点を打って横線を引く?「念には念を入れる」という英語フレーズ

サンディエゴから こんにちは!
オンライン英語コーチのNaokoです。
今回は、ちょっとおもしろい英語フレーズをご紹介します。
【 dot the i’s and cross the t’s 】
文字通り訳すと:
i には(きちんと)点を打って
t には(しっかり)横線を引く
ですが、これはイディオムで
✔ 念には念を入れる
✔ 注意深く見直す
✔ 完ぺきに仕上げる
という意味なのです。
私がこのフレーズを初めて知ったのは、長女が小学生のときに発表会で歌った「Inventor Song」を聞いたとき。歌詞はこうです。
Oh, it took Bell to make the telephone ring,
And it took Edison to light up our way.
It took Robert Fulton in a steamboat,
To go chug-chug-chugging down the bay.
Otis made the elevator go up,
McCormick’s reaper reaped the rye.
So when you’re spelling the word, America,
Don’t forget to dot the i
for the inventors,
don’t forget to dot the i
小学生が歌っている動画はこちら。
発表会前に長女がしょっちゅう歌っていたので私も自然に覚えてしまいました。でもこのときは「dot the i’s」だけで「cross the t’s」もあるとは知りませんでした。
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「dot the i’s」のあとに「cross the t’s」が続くと知ったのは、やさぐれ弁護士ドラマ「ベター・コール・ソール」を見ていたときです。
©AMC
It is absolutely vital that we dot our I's and cross our T's here.
ここでは念には念をいれることが非常に大事だ。
【補足】dot our I'sと the ではなくour になっているのは、弁護団である自分たちの準備をしっかり抜かりなくやろう、と言っているからです。たいていは the を使います。
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面白いな〜もっと知りたいな〜と思ったフレーズは YouGlish.comで調べてみてください。実際にこのフレーズが使われているYouTube動画を見ると、脳に焼き付きます。
Yarnでは、そのフレーズがでてくる映画・ドラマ・CMを調べることができますよ。
以前のブログ記事で「重箱のスミをつつく、細かいことをあげつらう」という意味のフレーズ「split hairs」をご紹介しました。「いちいち細かいこというなよ」というニュアンスで使うことが多い「split hairs」と、今回の「念には念を入れる」というフレーズは実に対照的ですね。
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dot the i’s and cross the t’s
✔ 念には念を入れる
✔ 注意深く見直す
✔ 完ぺきに仕上げる
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
Happy learning♪