あきらめなかった自分への誇り〜ファーストレディー、ジル・バイデンの自伝〜

洋書

サンディエゴから こんにちは!

オンライン英語コーチのNaokoです。

 

今回は、ファースト・レディーであるジル・バイデンの自伝”Where the light enters: Building a family, Discovering Myself” をご紹介します。

 

実を言うと、私は政治に対してまったく興味がありませんでした。政治がテーマの映画やドラマは見ることは見ますが、政治について知りたいと思わなかったのです。

 

そんな私ですが、ボストン在住のエッセイスト/書評家である渡辺由佳里さんの影響で少しずつ変化しています。

 

バイデン大統領の奥様ジル・バイデンの自伝は渡辺さんが「プレジデント・ウーマン」で書いたこの記事を読まなければきっと手に取らなかったでしょう。

  

記事には、こう書いてありました。

 

上院議員の妻も、専業主婦になって夫と子供の世話をすることが期待されており、ジルもしばらくはそうしたが「夫の人生だけを生きることは自分にはできない」と思うようになった。そこで、教師の仕事に復帰し、夜間に学業を続けて15年かけて修士号2つを取得した。また、そこでやめずに教育学の博士号まで取得したジルが「ドクター」という称号を使うのは、他人へのアピールではなく、諦めなかった自分に対する誇りなのだと私は思った。「家族の世話もしたいけれど、自分の人生も生きたい」と悩む女性は世界中にたくさんいるはずだ。そういった女性たちは、ジルの粘り強さに励まされることだろう。(記事より引用)

 

「諦めなかった自分に対する誇り」。なんて素晴らしい言葉でしょう。

 

この記事を読んですぐにKindleとAudiobookを購入。毎朝、20〜30分オーディオブックを聴きました。わからない言葉がでてきたらKindleで単語をチェックします。

 

ジル自身が朗読しているのがいいんですよ。毎朝、ワクワクしながらヘッドフォンを耳に入れました。円錐形フィルターに入れたコーヒーの粉にゆっくりコポコポとお湯を回し入れながら、ジルの声に集中します。そして、彼女の人生に思いを馳せながら朝食を食べました。

 

 

共感できる部分がたくさんありましたよ。ジルとジョー(←大統領ね)のネコの名前がうちの愛猫Daisyと同じだ!と興奮したりして(笑)

 

この本で鮮明に記憶に残った言葉が「compartmentalize」。公的な顔と私的な顔を使い分ける、という意味で使っています。文章を引用しますね(太字部分は私がつけました)。

 

Compartmentalizing is a skill you have to learn in politics, and it’s one that served me well in our White House years. (中略)Work doesn’t stop because your father is sick. Deadlines don’t go away because your friend is dying. We never know what’s behind someone’s smile, what hardships they are balancing with their day-to-day responsibilities.

 

Biden, Jill. Where the Light Enters (p. 159). Flatiron Books. Kindle Edition. 

 

政治の世界では、公私の感情を区別する技術を学ぶ必要があります。ホワイトハウスでは、その技術が役に立ちました。(中略)父親が病気だからって仕事は止まりません。友人が死の床にあっても〆切は待ってくれません。笑顔の裏でその人がどんなにつらい思いをしているのか、誰にもわからないのです。(尚子抄訳)

 

 

「compartmentalize」は長い動詞ですね。名詞→形容詞→動詞に変化する過程で、しっぽがついて長くなる、と考えてみましょう。

 

名詞 compartment (仕切りのある区画)

   ↓

語尾に -al がついて形容詞 compartmental(区切られた)

   ↓

さらに-lize がついて動詞 compartmentalize(仕切りをつくる、区別する)

 

 

心の中に public と private の仕切りを作って、感情をコントロールするイメージです。

 

「it’s one that served me well」という表現も、実に英語っぽいですね。”serve someone well”「〜の役に立つ」という意味です。



ジル自身の声を聴きながら彼女の人生をかいまみたことで、政治というものが身近に感じられました。何かを知るということは、人を知ることから始まるのかもしれません。

 

今回はファースト・レディー、ジル・バイデンの自伝をご紹介しました。

 

 

✧ ----- ✧ 覚えておきたい英語 ✧ ----- ✧

 

  • compartmentalize :仕切りで区切る
  •  serve someone well:〜の役に立つ

 

✧ ----- ✧ ----- ✧ ----- ✧ ----- ✧ ----- ✧

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

Happy learning♪

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