🎬不朽の名作「ショーシャンクの空に」で学ぶ英語フレーズ

サンディエゴからこんにちは!
英語コーチ しおはまなおこです。
生きた英語が学べる「映画/ドラマ/洋書」を活用して、英語を楽しく習慣にするヒントをお伝えしています♪
今回とりあげる映画は1994年の名作「ショーシャンクの空に」。
「shy」という形容詞はみなさんご存知だと思います。「恥ずかしがり屋の」とか「内気な」という意味です。
今回はちょっと違った意味で使うフレーズをご紹介します。
【作品情報】
作品名:ショーシャンクの空に(原題:The Shawshank Redemption)
1994年、142分
ジャンル:人間ドラマ
監督&脚本:フランク・ダラボン
主演:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン
原作本:スティーブン・キングの「刑務所のリタ・ヘイワース」
アカデミー賞:1994年アカデミー賞に7部門でノミネート(残念ながら受賞なし。理由はP.S.に)
© Castle Rock Entertainment
【あらすじ】
銀行員のアンディ・デュフレーンは、妻とその浮気相手を殺した罪で終身刑の判決を受け、ショーシャンク刑務所に収容されます。
刑務所で囚人たちの希望の品をこっそり届ける調達屋のレッドは、他の囚人たちとは違うアンディを気にかけるようになります。アンディも次第にレッドに心を開くようになり、二人の信頼は深まっていきます。
「希望を抱くことは危険だ」というレッドに対し、アンディは最後まで希望を捨てずにおどろくべき方法で脱獄する、というストーリー。
© Castle Rock Entertainment
【場面の説明】
まさにおどろくべき方法で脱獄したアンディ。どうやって脱獄したかをレッドがナレーションで解説します。
レッド: Andy crawled to freedom through five hundred yards of shit-smelling foulness I can't even imagine. Or maybe I just don't want to.
アンディは自由を目指して這い続けた。糞尿にまみれた下水道を500ヤードも。オレにはとても想像できないし、したいとも思わない。
レッド: Five hundred yards. The length of five football fields. Just shy of half a mile.
500ヤード。フットボールのコート5つ分の長さだ。半マイルにちょっと足りない長さ。
【解説】
Just shy of half a mile.
半マイルにちょっと足りないくらい。
just shy of 〜:少し足りない、不足している
この表現、けっこうよく出てくるんですよ。たいていは「 just shy of 〜」と「just」と一緒に出てきます。
例をあげてみます。
She was just shy of 18.
彼女はまだ18になっていなかった
彼女はもう少しで18になるところだった
でもレッドのセリフで気になったことが1つ。
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500ヤード。フットボールのコート5つ分の長さだ。半マイルにちょっと足りない長さ。
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1マイルは1760ヤード。半マイルは880ヤードです。500ヤードと880ヤードって、かなり違いますよね。
気になって調べました。やはりこの点が気になった人は他にもいたようで、Slipup.com というサイトで議論されていましたよ。「おそらく脚本のミスだろう」とのこと。もしこんな細かい点が気になる私のような方は下のリンクをご覧ください。
Shawshank Redemption, The Movie Blooper
slipupもblooperも「NG」という意味。「blooper」の語源について解説しているおもしろい記事を見つけましたので、リンクを貼っておきます。
「Blooper」がなぜ「NG」の意味になったのか、とその語源
【英語ワンポイントレッスン】
Just shy of half a mile.
半マイルにちょっと足りないくらい。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
Naoko Shiohama
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人生は楽しんだものがち!
英語も楽しく習慣にしましょう♪
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P.S.アカデミー賞に7部門でノミネートされたものの無冠に終わったのは「フォレスト・ガンプ」にすべて持っていかれたからです。無冠であっても、不朽の名作であることに変わりはありません。
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