🚓警察に車を止められたら冷静に対応できますか?🎬映画「リトル・ミス・サンシャイン」

サンディエゴからこんにちは!
映画と英語が大好きな英語コーチ
しおはまなおこです。
今回は前回に引き続き、崩壊寸前だった家族がオンボロ車でのロードトリップで絆を取り戻していく映画「リトル・ミス・サンシャイン」からのセリフを紹介します。
【作品情報】
作品名:リトル・ミス・サンシャイン(原題:Little Miss Sunshine)
2006年、100分
監督:ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
脚本:マイケル・アーント
出演:グレッグ・キニア、トニ・コレット、スティーブ・キャレル、アラン・アーキン、ポール・ダノ、アビゲイル・ブレスリン
アカデミー賞:おじいちゃん役のアラン・アーキンが助演男優賞、アカデミー脚本賞も受賞
【あらすじ】
アルバカーキ(ニューメキシコ州)の田舎に住む7歳のオリーブは、「リトル・ミス・サンシャイン」という美少女コンテストに出ることを夢見ています。おじいちゃんにダンスの振付をしてもらいながら練習に余念のない日々。そして、なんと予選通過の連絡が入ったのです!
しかしオリーブの家族は崩壊寸前でした。お父さんのリチャードは人生の勝ち組になることしか考えていません。兄のドゥウェインは、パイロットになるという夢をかなえるまではニーチェにならって沈黙を貫いているため話すときは筆談。お母さんのシェリルは家族をまとめようと必死ですが、彼女の兄フランクはゲイで、若い恋人との破局が原因で自殺未遂を起こします。おじいちゃんのエドウィンは麻薬売買が見つかって老人ホームを追い出され、自分自身がヘロイン中毒です。
それぞれに悩みや秘密を抱えているバラバラな家族ですが、オリーブのために黄色いオンボロVWワゴンでLAに向かいます。道中、さまざまなハプニングに遭遇しますが、それによって壊れかけていた家族がだんだん1つになっていく、というストーリー。
【場面】
オンボロの黄色いVWワゴンのクラクションが止まらなくなってしまいます。そして後ろから白バイが来て「路肩に止めろ」と指示します。
*ネタバレになりますが、実は後部トランクに死体が入ってるので、それがバレたらどうしよう?とアセっているのです!
リチャード:Oh, Jesus, God! I’m being pulled over. Here we go.
うわっ、止めろって言われてるよ。しかたないな。
Okay, everybody, just pretend to be normal, okay?
みんなふつうにするんだぞ、いいな。
[白バイ警官が窓をノックし、リチャードが車の窓をあける]
白バイ警官:How you folks doing?
やあ、どうも。
リチャード:Yeah, we’re fine. Just…
こんにちは
白バイ警官:Little trouble with the horn?
クラクションの故障かな
リチャード:Yeah, a little trouble. Sorry.
ええ、止まらなくなっちゃって
白バイ警官:Could you step outside the vehicle?
車の外に出てもらえますか?
【解説】
車を路肩に止める、というときは pull overを使います。
「pull over」は他の車の流れを止めないように路肩に止める、という意味です。「stop」はその場に止まる、という意味。後ろからパトカーや白バイが回転灯をつけて近づいてきたら「止まりなさい」という合図。すぐに速度を落として路肩に止めましょう。
私はサンディエゴ移住直後に一時停止をちゃんとしなかったために警察に止められた経験があります。もう心臓バクバクで、脇の下にイヤ〜な汗をかきました。それ以来、一時停止のところではしっかり3秒止まるようにしています。そして映画やドラマで警察に車を止められるシーンは、いつも注意して見てしまうのです。
たいていは、警察官が男性だったら sir、女性だったら ma’am という敬称をつけて話をしています。私も次に止められたらsir/ma’amをつけて話そうと思っていますよ。止められないことを祈りますが!
もう1つ、日本語のクラクションは和製英語。英語ではhornまたはhonkといいます。
【英語ワンポイントレッスン】
車を路肩にとめる=pull over
クラクション=horn/honk
クラクションを鳴らすこと=honking
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
////////////////////////////////
人生は楽しんだものがち!
英語も楽しく習慣にしましょう♪
////////////////////////////////
P.S. この白バイ警官役はドラマ「ブレイキング・バッド」で麻薬捜査官を演じたディーン・ノリス。この映画には同じく「ブレイキング・バッド」の主役ウォルターを演じたブライアン・クランストンが出ているので「キャー!」と喜んだ私です。「あの人がこんなところに」という発見はいつも興奮しちゃいますヨ〜♡
【「ブレイキング・バッド」のセリフを紹介したブログ記事】