💌サンディエゴってこんな場所🎥映画2本とハッとした英語の気づき

サンディエゴからこんにちは!
元字幕翻訳家の英語コーチ、なおこです。
今回の内容は:
- 私が2009年から住んでいるサンディエゴについて
- サンディエゴに関係の深い映画2本
- ハッとした英語フレーズ
ではまず、地理と気候から解説します。
サンディエゴ(San Diego County)はカリフォルニア州のいちばん南、メキシコまでは南に25kmという国境の町です。面積は10,895平方キロメートルで、秋田県より少しせまく、岐阜県より少し広い。日本列島はカリフォルニア州にすっぽり収まる大きさなんですって。
なんといってもうれしいのが温暖な気候です。1年365日のうち晴れの日が300日以上。ほとんど雨がふらないので空気は乾燥しています。浴室にカビがはえないのはいいけど、強い日差しと空気の乾燥はお肌には優しいとは言えません。
冬の寒い日でも5℃を下回ることはありません。とはいえ冷え性の私は冬はUGGのブーツをはいていますよ。移住して最初の冬、コーヒーショップのお兄ちゃんが「It’s freezing this morning!(今朝はめっちゃ寒いね~)」とビーチサンダルと半袖短パンで言うので、笑っちゃいました!せめて長袖を着てから言いなさいよ、と突っ込みたかったです。
海がない埼玉県で育った私にとっては、車で5分の場所に海があるのが本当にうれしくてたまりません。週に1回はビーチで裸足になって歩いてます。小さいころから「そこに海がある」娘2人には、まったく分からない感覚みたい。What’s the big deal?(海なんて大したことないでしょ)という態度を取られるといつもムッとしてしまう私です。
軍の街としても有名で、たくさんの軍事基地があります。トム・クルーズ主演の映画「トップ・ガン」はサンディエゴにある海軍航空基地が舞台。
トム・クルーズ演じるマーヴェリックの親友グースは、後に医療ドラマ「ER/緊急救命室」で主役のグリーン先生を演じたアンソニー・エドワーズ。「ER」の大ファンでありグリーン先生が大好きだった私は、2度めに「トップ・ガン」を見たときにグースが死んでしまうシーンで泣きましたよ。
グリーン先生は下の写真の真ん中で緑色のスクラブを着ている人。「スクラブ(scrub)」というのは医師や看護師の手術着のことです。
私が初めてサンディエゴの下見にきたのは2006年。そのときに泊まったのがマリリン・モンロー主演の映画「お熱いのがお好き(Some like it hot)」の撮影に使われたホテル Hotel Del Coronado です。
開業は1888年。ハリウッドスターや多くの著名人に愛されている、赤い屋根が目印のコロナドのランドマーク的ホテルです。エジソンが発明した電球をホテルとして初めて採用し、電気配線はエジソンが指揮したんですって!
実はこのホテルに滞在しているとき、忘れられない出来事がありました。
夕食に向かう途中、エレベーターで乗り合わせた老夫婦が降りるとき私たちにこう言ったのです:
Have a good night.
この挨拶にハッとしました。「おやすみなさい」という意味の Good night. は知っていたけど、別れの挨拶として Have a good ~. を使う言い方を意識したことがなかったのです。
英語の授業で習った別れの挨拶は Good bye 。でも、ふだんの生活で使うのは圧倒的に Have a good ~. です。例えばスーパーで支払いを済ませたとき、日本だと店の人は「ありがとうございました」と言いますが、アメリカは下記のどれかを使います。
- Have a good day!
- Have a good one!
- Have a good rest of your day.
- Have a good evening.
- Have a good night.
この時点では、まだサンディエゴ移住が決定していませんでした。でも実際に英語圏で暮らすと、こういう気づきがたくさんあるんだろうなと感じた出来事でした。
ネイティブにとっては当たり前のフレーズが、英語が第2言語の人にとってはハッと驚くようなフレーズだったりします。私がこのメルマガで紹介しているのは、そんなフレーズなんだと改めて気づきました。映画・ドラマ・洋書には、お宝フレーズがざっくざく埋もれていますからね!
今回はサンディエゴについての情報、サンディエゴが舞台となった映画、初めてサンディエゴに来たときの英語の気づきをご紹介しました。
人生と英語は楽しんだもの勝ち!楽しく英語を習慣にしましょう♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
Happy learning!
P.S.ここ数週間、映画についての本をたくさん読んでいます。すごくよかったのが「仕事と人生に効く教養としての映画」(伊藤弘了著)。「映画を意識的に見ることで、人間としての魅力や人生の向上にもつながる」という言葉は、とても共感できました。オススメです。