ウソ!たったの2語? 短いけど私をウーンと唸らせた味わい深い英語フレーズ

Shoe Dog

 

サンディエゴからこんにちは!

 

オンライン英語コーチのNaokoです。

 

 

「英語は3語で伝わる」という本があるように、英語は短いフレーズで伝わることが多いのは確かです。

 

今回は、2語なのに味わい深いフレーズを2つご紹介します。

 

毎朝せっせとオーディオブックで聴いている”Shoe Dog”(邦題「シュードッグ 靴にすべてを。」)に出てきました。

 

 

ナイキ創始者フィル・ナイトは1972年(昭和47年)、日本のオニツカタイガー(現アシックス)と離れつつあり、独自ブランドであるナイキを売り出そうとしていました。全米スポーティンググッズ・アソシエーション・ショーが開催されるシカゴで、初めての靴を売り出す計画です。

 

しかし箱を開けてみたら、その靴は質も悪く、ナイキのトレードマークも曲がってるという絶望的な状況。そんな靴をセールスマンたちに売り込まなくはいけなくて途方にくれてしまいます。

 

しかし、質も見た目もひどい靴に対してクライアントはなぜか好意的で、予想を上回る受注量でした。熱血社員のジョンソンが、クライアントにたずねます。

 

He walked over and button-holed one of his biggest accounts and demanded to know what was going on. “Whaddya mean?” the man said. “I mean,” Johnson said, “We show up with this new Nike, and it’s totally untested, and frankly it’s not even all that good―and you guys are buying it. What gives?” The man laughed. “We’ve been doing business with you Blue Ribbon guys for years,” he said, “and we know that you guys tell the truth. Everyone else bullshits, you guys always shoot straight. So if you say this new shoe, this Nike, is worth a shot, we believe.”

 

ジョンソンはクライアントの一人に近づいて「いったいどうなってるんです?」と聞いた。クライアントは言った。「どうなってるって?」ジョンソンは続けた。「つまり、このナイキは正直言って、まったくよくない靴です。なのにあなたたちは買おうとしている。どういうことです?」クライアントは笑って言った。「ブルーリボンの君たちとは何年も仕事をしてる。だから君たちが本当のことを言ってるって知ってるんだよ。他の会社が嘘八百を並べるのに対して、君たちは決してウソをつかず、真実を語ってる。だから君たちがこのナイキの靴を試す価値があるというのなら、僕たちは信じるよ」(なおこ抄訳)

 

Knight, Phil. Shoe Dog: A Memoir by the Creator of Nike (pp. 202-203). Scribner. Kindle Edition. 

 

この  What gives? という2つの言葉。「(いったい)どうしたんだ?」「どういうことだ?」という意味のカジュアルなフレーズです。

 

What is wrong? Why is this happening? にも置き換えられます。文字通りに解釈すると意味がわかりませんよね(笑)

 

 

次は Who knew? というフレーズ。クライアントとの会話のあと、戻って来たジョンソンの言葉です。

 

Johnson came back to the booth, scratching his head. “Telling the truth,” he said. “Who knew?

 

戻って来たジョンソンは頭をかきながら言った。「真実を語ること、か。びっくりだね」(なおこ抄訳)

 

Knight, Phil. Shoe Dog: A Memoir by the Creator of Nike (p. 203). Scribner. Kindle Edition. 

 

Who knew? は文字通り訳すと「だれが知っていた?」。それが反語的に「いや、誰も知らなかった」→「意外だ、びっくりだ」という意味になるのです。

 

たとえ今回の靴がイマイチでもブルーリボンが売るなら試す価値ありだ、とクライアントが思ってくれていた。靴の品質を第一に考えていたフィルやジョンソンにとって、クライアントからの絶対的な信用は意外な驚きだったのです。同時に、今までの地道な努力はムダじゃなかった、と思えた瞬間でしょうね。

 

短いけど奥が深い。私もウーンとうなりました。自分で使いこなすには時間がかかりそうですが、何はともあれ意味がわかっているというだけでウキウキしちゃう私です。

 

今回紹介した部分の少し前に出てくる、ナイキという名前が誕生したくだりも格別に面白い!ぜひ、あなたも「シュードッグ」を英語でも日本語でもいいので読んでみてください。

  

【今回の英語フレーズ】

 

●What gives? 

どうしたんだ?どういうことだ?

 

●Who knew?

意外だ、びっくりだ

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

Happy learning!

無料メルマガ

映画・ドラマ・洋書を通じて英語力をアップする方法をお届けします♪

いつでも購読解除できます