🎤テイラー・スウィフトが惚れ込んで主題歌を提供!ベストセラー小説の映画化🎬「ザリガニの鳴くところ」

サンディエゴからこんにちは!
英語コーチ しおはまなおこです。
生きた英語が学べる「映画/ドラマ/洋書」を使って、英語を楽しく学び続けるヒントをお伝えしています♪
今回はNetflixオリジナル映画「ザリガニの鳴くところ」をご紹介します。
【作品情報】
作品名:ザリガニの鳴くところ(Where the Crawdads sing)
2022年、126分
ジャンル:ミステリー、恋愛、家族、殺人
監督:オリヴィア・ニューマン
製作:リース・ウィザースプーン
主演:デイジー・エドガー=ジョーンズ
原作:動物学者ディーリア・オーエンズによる同名のミステリー小説
【あらすじ】
舞台は1969年、ノースカロライナ州の湿地帯。裕福な家庭で育ち、将来を期待されていた青年の変死体が発見されます。人々が疑いの目を向けたのは「湿地の少女」カイア。6歳の時に両親に見捨てられたときから、カイアは湿地の小屋でたった1人で暮らしていました。学校にも通わず、花、草木、魚、鳥など、湿地の自然から生きる術を学びながら、たったひとりで生きています。そんなカイアに読み書きを教えてくれたのが心やさしい青年テイト。2人は恋に落ちますが、テイトは大学進学のために彼女のもとを去ります。あるとき、村の裕福な青年チェイスがカイアに近づき、すべての歯車が狂い始める…というお話。
【場面の説明】
学校にも通っていないため文字の読み書きができないカイアに、テイトは読み書きを教えるよ、と言います。
テイト:I could teach you to read.
読むのを教えようか。
I thought you may as well learn to write at the same time.
せっかくだから書くのも覚えたほうがいいと思って(ノートと鉛筆を渡す)。
カイア:Oh, yeah. そうね。
©Netflix
【セリフ解説】
You may as well learn to write at the same time.
せっかくだから書くことも覚えたほうがいいと思ってね。
may(might) as well (動詞)
せっかくだから〜する、ついでだから〜する
読み方を覚えるなら、ついでに書き方も覚えたほうがいいよね、という意味です。
以前、映画「グラン・トリノ」のセリフでは「might as well / 〜するほうがましだ」という意味で使われていました。文脈で意味が変わることを意識してくださいね。
©Netflix
【ハッとしたセリフ】
たどたどしく声を出して本を読むカイアが、感無量の表情で言います。
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カイア:I didn’t know words could hold so much.
言葉がこんなにたくさんのものを湛えておけるなんて知らなかった。
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読み書きできなかったカイアが、言葉のパワーを手に入れたときの実感がこもっています。湿地の自然を絵で描いてはいたけれど、言葉ではこんなにもたくさんのことを表現できるんだ!と言うカイアの晴れ晴れとした表情に注目。
ふつうに読み書きができると、持つことのない感覚かもしれません。でも母国語ではない、英語という第2言語を学んでいると似たような気持ちになりませんか?
ちょっと話がズレますが、日本で洋画を公開するとき吹き替えよりも日本語字幕が主流なのは、日本人は読み書きできない人が非常に少ないからだという話をきいたことがあります。なるほど、と思いましたね。
私はこれから原作本を読みます。映画は原作にくらべて全体的に明るい雰囲気に仕上がってる、という記事を読んだので、原作はもっと深く暗い部分があるのでしょう。でもそういう部分こそ英語で味わいたい!と私は思っています。
公式サイトにはこうありました:
「読み始めたら止まらなかった」と原作に惚れ込んだ女優リース・ウィザースプーンが、自身の製作会社ハロー・サンシャインを通して映像化権を得て自らプロデューサーを担当。そして世界的シンガーソングライターのテイラー・スウィフトが、原作を愛するあまり「この魅力的な物語に合うような、心に残る美しい曲を作りたかった」と自ら懇願して楽曲を書き下ろした。
うーん、ストーリーのパワーってやっぱりすごい!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
次回もどうぞお楽しみに♪
Naoko Shiohama
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人生は楽しんだものがち!
英語も楽しく習慣にしましょう♪
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P.S. ニュアンスの違いを理解するのはむずかしいな〜と感じる方は多いと思います。英語のニュアンスの違いをわかりやすい例文も含めて説明してくれるのが、ツイッターアカウント:Mystery Parrot (ミスパロ)@ParrotMystery さん。ぜひ投稿を読んでみてくださいね!