blog image

映画「レナードの朝」2大アカデミー賞俳優が共演!

October 12, 20236 min read

サンディエゴからこんにちは!

元字幕翻訳家の英語コーチ しおはまなおこです。 

 

映画・ドラマ・洋書を通じて、英語を楽しく味わうヒントをお伝えしています♪

今回ご紹介する映画は「レナードの朝」。ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズという2大名優が極上の演技を見せてくれる感動作です。何度みても、心が揺さぶられます。

 

【作品情報】

作品名:レナードの朝(原題:Awakenings)

製作年:1990年

時間:123分

監督:ペニー・マーシャル

主演:ロバート・デ・ニーロ、ロビン・ウィリアムズ

原作本:"Awakenings" by Oliver Sacks

 

【あらすじ】

1920年代に流行した嗜眠性脳炎により、30年ものあいだ半昏睡状態のレナード(ロバート・デ・ニーロ)。意識はあっても話すことも身動きもできません。レナードの病状に強い関心を抱いた新任の医師セイヤー(ロビン・ウィリアムズ)は、レナードに試験的な新薬を投与して機能回復を試みます。そしてある朝、レナードは奇跡的な目覚めを迎えて…

【場面解説】

 セイヤーは、レナードを病院の外に連れ出します。自宅につれていってお茶を飲みながら話をしている場面です(日本語は私の抄訳)。

 

©Columbia Pictures

レナード:You're not married?

結婚してないのかい?

 

セイヤー:Me? No. I’m not very good with people.

してないよ。ぼくは人間があまり得意じゃないんだ。

 

I never have been… Leonard. 

ずっとそう感じてる。

 

I like them. But I wish I could say I had more than a rudimentary understanding of them.

人間は好きだよ。でも、人間について、ぼくはごく初歩的なことしか分からない。

 

Maybe if they were less unpredictable.

人間がもっと予測できればいいんだけど。

 

 

レナード:Eleanor would disagree with you.

エレノアはそう思ってないよ。

 

 

セイヤー:Eleanor?

エレノア?

 

レナード:Miss Costello. 

ミス・コステロだよ(注:女性看護師のこと)

  

セイヤー:Oh, of course.

ああ、そうだった。

 

She’s spoken to you about me? What did she say?

彼女がボクのことを君に話したのかい?なんて言ってた?

 

レナード:That you are a kind man. That you care very much for people.

先生は思いやりがある人だって。周りの人のことをすごく大切にしてるって。

 

 

レナードから思いがけずこんなことを言われて、セイヤーはとてもうれしそうな顔をします。エレノアは、いつもセイヤーのそばで働いて支えてくれている看護師。お互いにほのかな好意を抱いているのです。

 

【英語ワンポイントレッスン】

 

I wish I could say I had more than a rudimentary understanding of them.

ぼくが人間についてもっと理解できればいいんだろうけど。

 

 

今回は、なかなか覚えられない単語についてのアドバイスです。

 

rudimentary は「初歩的な、基本的な」という意味の形容詞。

 

私はこの映画、日本語字幕で一回、英語字幕で二回見ています。なのに、この rudimentary という言葉が覚えられません!

 

そんなときのアドバイスはこれ☟

 

「あぁ!どうして自分は単語を覚えられないんだろう!」と記憶力の低下を嘆くのはあとにして、さっさと辞書をひく。

 

悩むヒマがあったら行動する。

 

私自身が自分に言い聞かせて毎日実行しているモットーです。

 

英和辞典だけでなく英英辞典も使ってください。ついでに類語辞典で似た意味の言葉も調べてみましょう。

 

 

 

単語は忘れてもいい。英語と出会うチャンスをふやせばいいのです。

 

英語は楽しくなければ続きません。前向きに開き直るのが人生も英語も楽しんじゃうコツです(笑)

 

そして英語のキモであるボキャブラリーを増やすには、ストーリーで出会ったときに覚えるのが一番!

 

誰が誰に、どういう状況で言ったのか。その場面ごとまるっと視覚的にも覚えられるのが映画のいいところです。

 

セイヤーがレナードに言うときの、ちょっと弁解するような表情と一緒に覚えましょう。

 


【英語ワンポイントレッスン】

I wish I could say I had more than a rudimentary understanding of them.

ぼくが人間についてもっと理解できればいいんだろうけど。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

次回もどうぞお楽しみに!

 

Naoko Shiohama

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

人生は楽しんだものがち!

英語も楽しく習慣にしましょう♪

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 

映画英語学習ボキャブラリー
blog author image

Naoko Shiohama

脳科学Englishトレーナー。TESOLの資格を持つ英語を教えるプロ。2009年からサンディエゴ在住。アメリカ生活の経験と知恵+脳の仕組みを活用した記憶術+映画とTVドラマへの情熱をオンラインコースに注ぎ込んでいます。慶應大学文学部卒(英米文学専攻)。元字幕翻訳家。

Back to Blog