サンディエゴからこんにちは!
英語コーチ しおはまなおこです。
映画/ドラマ/洋書を活用して、英語を楽しく味わうヒントをお伝えしています♪
今回は、アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した映画"Soul"(邦題「ソウルフル・ワールド」)からの英語をご紹介します。
NYに住むジョーは中学で音楽を教えていますが、本当の夢はジャズ・ミュージシャン。あこがれのジャズ・クラブで演奏するチャンスを手に入れた直後、マンホールに落ちてしまいます。
ジョーが迷い込んだのは「ソウル(魂)」たちが暮らす世界。地上での人生が終わって消えていくソウルたちと、これから人間となる生まれたてのソウルたちがいます。生まれたてのソウルは、地球で人間として生まれる前にどんな性格になるか、どんなことに興味を持つかをここで決めるという設定になっています。
教育係が小さなソウルたちをさまざまな性格の館(英語ではpersonality pavillion)に送り込むシーンに注目しました。2つご紹介しますね。
まず1つめは the Excitable Pavilion。
【excitable】
意味:興奮しやすい、すぐカッとなる
類語:emotional, temperamental, easily upset, easily agitated, easily frightened
反対語:calm, placid(落ち着いた、冷静な)
この館から出てきたソウルたちは下の画像のように興奮してキャッキャ言ってます▼
次の館は the Aloof Pavilion。
【aloof】
意味:よそよそしい、冷淡な、人を寄せつけない
類語:unfriendly, cool, cold, indifferent, distant, reserved
反対語:friendly, familiar(親しみやすい)
この館から出てきたソウルたちは、こんな表情▼
私にとって excitable も aloof もなじみがない言葉でした。
exciting/excitedはよく使うけど、excitableが性格を表す表現だということはこの映画で初めて知りましたよ!
aloofも、なんとなく意味は推測できるけどハッキリとは分かっていませんでした。今回、類語と反対語を調べたことで「なるほど!」としっかり刻み込まれたのです。
この aloof という形容詞は、今読んでいる洋書 "Yellowface" にも出てきました。
引用しますね。
“Quirky, aloof, and erudite” is Athena’s brand.
個性的で、気取った感じで、学識(知性)を感じさせる。それがアティーナのブランドである。
単語って、はっきり言って覚えられないことが多いですよね。驚くほどすぐに忘れてしまう。
でもそういうときに思い出してほしいのが:
単語は忘れてもいい!英語との出会いを増やせばいい!という考え方です。
言葉には様々なニュアンスがあって、この文脈ではこの意味だけど、こっちの文脈ではこういう意味、ということがよくあります。だから、映画・ドラマ・洋書のストーリーで出会ったとき、その文脈での意味やニュアンスをつかむことが大事です。
こうしてブログ記事に書くことも、私にとっては記憶を蘇らえせる効果があります。
スラムダンクの安西監督の名セリフに「あきらめたらそこで試合終了ですよ」というものがあります。
まさにそのとおり。疲れたら休んでもいい。でもあきらめない。
このマインドセットがあれば、50歳を過ぎても、60歳を過ぎても、何歳になっても英語のボキャブラリーを増やせますよ。
映画で出会ったときに、その意味と類語(できれば反対語も)を調べてボキャブラリーを広げていきましょう。これぞ「英語はストーリーで出会ったときに覚える」の真骨頂です。
あなたはexcitableですか?それともaloof?英語で自己分析してみるのも楽しいですよ。あるいは身近な人を思い浮かべて「あの人って〇〇だなぁ」と英語にしてみるとか。
遠い世界で起きていることより、まずは身近なところからボキャブラリーを増やすのがオススメです。
excitable:興奮しやすい
aloof:よそよそしい、冷淡な
この映画の監督は「なぜ私たちはここにいるのか?どこからやってきたのか?何のためにここにいるのか?」を問いかける作品だと言っています。
今までの人生を振り返ったり、これからの人生をどう生きていくかを考えるきっかけになる素晴らしい映画なので、ぜひ見てくださいね♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
次回もどうぞお楽しみに!
Naoko Shiohama
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人生は楽しんだものがち!
英語も楽しく習慣にしましょう♪
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©2024 Naoko Shiohama