サンディエゴからこんにちは!
元字幕翻訳家の英語コーチ しおはまなおこです。
映画・ドラマ・洋書を通じて、英語を楽しく味わうヒントをお伝えしています♪
今回はサンディエゴの生活で気づいた、英語の数の感覚についてお話します。
毎週月曜日は、近所のベーグル屋さん Einstein Bagle の特売日です。Dozen Boxが安くなるので、よく買いにいってました。
Dozenは12このはずなのですが、英語でBaker’s Dozen、つまり「パン屋の1ダース」というのは12こでなく13こなんです。
なぜ13こになったかというと、中世のイギリスでは、パン屋さんで売られるパン1個の重さが法律で決まっていたんですって。この重量を守らないと罰金が課せられてしまう。だから1ダースのパンを売るときには、1個オマケに付けて罰金を払わなくていいようにしたことに由来していると言われています。
コロナ前は13こで9ドル、すっごくお得感があったんです。去年までは11ドルだったような気がする。でも今朝いったら15ドルになってました…
インフレですべての値段があがっているのは実感しているけど、切ないです。
私の切ない気持ちはおいといて、英語というのは日本語よりも数に敏感な言葉ですね。単数と複数を無意識だけどはっきり使い分けています。
長女が小学校のとき、こんなことがありました。歯医者のアポがあって早退させるために迎えに行きました。受付で:
I'm here to pick up my kids for a dentist appointment.
と伝えたんですね。
日本語だと「わんぱくキッズ」などのように、子供という意味でキッズというカタカナを使いますね。でもこのとき、長女のクラスを伝えたあとに、もうひとりのクラスは?と聞かれたんです。my kids と言ったから複数いる、ひとりじゃない、と判断したわけ。
あ、早退するのは一人だけです、と伝えましたが、単数・複数を意識しなきゃ!と思った出来事でした。
似たような単語は shirt ですね。これもひとつの【シミツキーノ】です。
補足:【シミツキーノ】は私が勝手に命名した、日本人の英語学習者にとりついているオバケの1つ。日本で使われているカタカナ英語・和製英語がしみついて離れない、辞書で最初に出てくる定義だけがしみついている、という特徴があります。もう1つのオバケは【ダメダシーノ】。自分に対して「そんなんじゃダメだよ」と批判を浴びせます。
英語でハッ!とする出来事があると、その場面ごと覚えちゃいますから、間違えるのも悪くないですよ。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
次回もどうぞお楽しみに!
Naoko Shiohama
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人生は楽しんだものがち!
英語も楽しく習慣にしましょう♪
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©2024 Naoko Shiohama